最後に行った場所は、ある施設でした。
そこにいる子供たちは、親から虐待されて保護をされている
子供たちでした。
被災地の子供たちには変わりないですが、到着するバスの中で
そういう施設だということを聞かされ正直とまどいました。
どんなことを言ったらダメなの?
どんなことをしたらダメなの?
普通の子供たちなら大丈夫でも、してはいけないことは何かあるの?
ドキドキしながら中に入ると人なつっこい子もいれば
警戒心が感じられる子もいる。
でも、マジックの準備をしているうちにどんどん様子が
変わっていくのがわかる。
でも、この子供たちって・・・って考えると胸が苦しくなりました。
『親がきたら困るので写真はブログなどに載せないで下さい』と
言われました。
なので、子供たちのお写真を撮るのはやめました。
そんな世界があるなんて・・・。
マジックのあと、子供たちと一緒にランチをしました。
でも、私と同席した男の子が本当に人と視線を合わせない
話しかけないでオーラがひしひしと感じられ私も
話かけられませんでした。
それが悔しくて・・・。
どうしてあげたら良かったのだろうか?
コミュニケーション能力が私には足りないのか?
どんどん話かけるべきだったのか?
ずっと自問自答してました。
私には、とてもとても長い時間でした。
最後にマジシャンの方々の記念撮影。
最後、帰るときに子供たちがバスまで見送りに来てくれました。
東北のメンバーは定期的にこの施設には来ているようです。
人の心を瞬時に開くのは難しいと感じた場所でした。
でも、そんな思いをすることも通常の生活ではあまりないので
これも勉強だと思いました。
無視されようが視線を外されようが正面からぶつかっていく勇気も
必要なんだと学びました。